2015年8月12日水曜日

引き際を決めることの重要性


情報元:WSJ

異物混入響き赤字262億円=全店売上高27%減—日本マクドナルドより


引き際は非常に難しい

事業をする上で難しいのはいつ撤退するかということだと思います。これを間違えると大きな痛手を負わざるを得ません。

 株や為替などの場合もそうですが勝っている間はそれはそれでいいのだと思います。

 一方でその勝っている状態がいつまで続くか、どの時点で撤退するかといったことは常に考える必要があり、すぐに決断をする必要のあることもあります。


マクドナルドは実に残念

その点確実にマクドナルドは引き際を間違えたのではないか、あるいはこのまままだと伸びる見込みは低いのではないかと考えます。

 確かに藤田田率いる日本マクドナルドは日本の食事にハンバーガーというものを根付かせ、それを大衆食として広げてきました。

 しかし創業者の死後、最近のマクドナルドを見ると異物混入に対して謝らない不誠実さや、質よりスピードという経営方針など実に見苦しい活動をしているといわざるを得ません。


引き際を見極める方法

こうした引き際は自分で決めるのが一番いいですが、それができないのでしたら誰かに判断してもらうのがいいと思います。

 そのためには「引く」べきタイミングを何らかの基準に沿って、頭脳明晰のうちに考えておく必要があります。あるは善意ある人の忠告を素直に受け付けるか

 今のマクドナルドの状況で冷静な判断をできるかたがいるのかわかりませんが、現状のままですと末期がんの患者ががんを宣告されたときに必死に生きようとしていることと同様、納得することは難しいのだろうと感じます。

 ですからこうした苦難な状況なときこそトップの決断の役割と責任は大きいです。

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